60秒間のために案内を書こう

 やぁみんな。イベントを主催することはあるかな?
どんなイベントでもいい、オープンな会ならね。勉強会やゲーム会…えーと、あと何かあったっけ? ともあれ、そういったイベントを催すにあたって1つ注意したいことがある。これを気をつけるだけで不幸なアクシデントが減るんだ。それが「60秒間のために案内を書こう」という知見だ。

 どういうことか? みんながイベントを催す時に描いてくれる地図はデカすぎるってことだ。きっと多くの人は会場がどんな場所にあるかの地図を描いてくれたり、最寄り駅や駅から徒歩で何分かを書いてくれるだろう。ありがとう、それは重要な情報だ。でももっと重要な情報があるんだ。それが「建物まで来たらどうすべきか」だ、つまり言い換えれば素敵なイベントに参加する直前の60秒間ってわけ。

 そんなものが重要とは思えないかもしれない。でもこんな経験はない? めちゃ高いビルの会場まで無事に辿り着いたけど、実際の会場がどのフロアでどの部屋なのかよくわからない。この建物、一体どこが入り口なんだ? 7階まで行くエレベーターに乗るにはどこへ行けばいいんだ? まず受付をすればいいのかな? オーケー、会場には無事に入ったぞ。で、この数十人の中の誰が主催者なんだ?

 知り合いもいないイベントに、ちょっとだけ興味があって覗きに行った何人かは時間を無駄にして居心地悪げに去る。自分たち主催者は参加者が少なくて寂しい。不幸だ。

 GPSとグーグルマップ先生のお告げにより我々の社会から道に迷うという不幸は取り除かれた。正確な建物の名前さえ知っていれば例え一度も行ったことがない外国の土地だって無事に辿り着くことが出来る。はっきり言えば、建物の正確な名前さえあれば地理的な情報は十分だ。必要なのは、その建物への入り方、建物の中での場所、到着したらどうすればいいかだ。残念ながらグーグル先生でさえ建物内の進み方は教えてくれない。今はまだね。

 もちろん、催すのが身内だけでツイッターやLINEで連絡が取れるならこの話は杞憂だ。だけど、今まで会ったことがないような人たちをイベントへ招きたいなら60秒間のために情報や準備を少しだけすれば不幸が減る。建物の写真を入れるとか、会場の前に札をつけておくとか、建物に入った後の簡単な案内を入れておくとか。少なくとも会場のおおざっぱな地図より誰かの時間を節約してくれる。